政局 political situation 2005 8 10
政治家には、三種類の政治家がいます。
政策も政局も、わかる政治家。
政局は、わからないが、政策は、わかる政治家。
政策は、わからないが、政局は、わかる政治家。
今までの自民党政治では、
「政策はわからないが、政局がわかる政治家」が大活躍していました。
しかし、小泉流の政治によって、そうした政治家は、お払い箱になってしまいました。
つまり、今の政治状況では、そうした政治家の存在意義がなくなってしまったのです。
もちろん、「小泉首相に利用されるだけ利用される」という意味で、存在意義はあります。
これは、政策通の政治家の時代になったとも言えますが、
「政策はわからないが、政局がわかる政治家」の終焉を感じさせる今の政治には、
一抹の寂しさを感じます。
いずれにせよ、そうしたことに、小泉首相は気づいていないかもしれませんが、
小泉政治が、「政策の時代」、あるいは「政策通の政治家の時代」を作ったとも言えます。
ある意味で、小泉首相は、自民党内のリストラを推進したのかもしれません。
ともかく、小泉首相は、本人には自覚がなかったかもしれませんが、
新しい時代を切り開いたのかもしれません。
政策政治という時代を切り開いたのかもしれません。